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1000万円・1年定期預金、税引後の手取り — メガバンクとネット銀行の差 (2026年)

メガバンク 0.001% とネット銀行 定期 0.30% で 1000 万円を 1 年預けると、税引後の手取りが 100 倍違う。利子所得税 20.315% 込みの実際の入金額と、日本独自の元本保証圏の限界。

深い藍色とゴールドのグラデーション背景に PiPi マスコットと『1000万円 定期 税引後』が大きく配置された日本市場向けカード。
この記事のポイント3つ
  1. 表示 0.30 ネット銀行 1 年定期 0.30% の表示金利カード
  2. 税引 0.24 20.315% 控除後の実効金利 0.24% カード
  3. メガ vs ネット メガバンク 普通預金 0.001% とネット銀行 定期 0.30% の手取り比較カード

メガバンクの普通預金通帳を眺めていると、利息欄に『45 円』のような数字が並んでいることがある。1000 万円の残高に対して年利 0.001% の世界では、1 年間の利息は 80 円ちょっとで税引き後は 60 円台に落ち着く。コンビニ ATM の時間外手数料 1 回分にすら届かない。一方で SBI 新生 · ソニー銀行 · auじぶん銀行のような ネット銀行で 1 年定期 0.30% を選ぶと、同じ 1000 万円が税引後 23,906 円の利息を生む。表示金利は 300 倍、絶対額の差はおよそ 23,800 円。同じ円・同じ元本保証圏内で、銀行を変えるだけで生まれる差だ。

1000 万円・1 年・表示 0.30% の手取り

前提を 整理する。1000 万円を 1 年定期(単利、表示 0.30%)で ネット 銀行 に預けたケース。

項目金額
元本10,000,000 円
税引前利息 (0.30%)30,000 円
利子所得税 20.315%-6,094 円
税引後利息23,906 円
満期受取額10,023,906 円

実効金利は 約 0.239%。表示の 0.30% との差は 0.061 ポイントで、絶対額では 6,094 円。月割で 約 508 円、コーヒー 1 杯分の差だ。同じ 1000 万円をメガバンク普通 0.001% に置きっぱなしだと税引後の利息は 約 80 円。比率で 300 倍、絶対額で 23,800 円の差は確かに小さくないが、海外の 4–5% APY と並べた瞬間にスケール感が変わる。

interest ツール の税引前/税引後トグルを切り替えれば、同じ入力で『広告の数字』と『通帳に入る数字』が同じ画面に並ぶ。結果 URL を 配偶者やファイナンシャルプランナーに送れば、同じ画面・同じ結果を見て話せる。

利子所得税 20.315% の内訳

『20.315%』は 単一の数字ではなく 3 層の合計だ。所得税 15% + 復興特別所得税 0.315%(所得税の 2.1%)+ 住民税合計 5% で 20.315% に固まる。利子所得は金融機関で源泉徴収・分離課税されるため、ほとんどの場合は確定申告が不要で、通帳には『税引後』の数字が自動的に入る。

ここで知っておきたいのは、新 NISA(2024 年〜)の対象に預金は含まれていないという点だ。年間 360 万円 + 生涯 1800 万円の枠は上場株式・公募株式投資信託・ETF 等で、預金商品はカバーされない。マル優(障害者等の少額預金非課税)・マル特(国債・地方債)は依然として高齢者・障害者向けに残るが、預入合計 350 万円という限度があり、本記事の 1000 万円シナリオは ほぼ全額が一般課税ゾーンに入る。

メガバンク普通 0.001% とネット銀行 定期 0.30% — 同じ円、別の世界

銀行タイプ商品表示金利1000 万円 1 年税引後利息
メガバンク (例: 三菱 UFJ・三井住友・みずほ)普通預金0.001%約 80 円
メガバンクスーパー定期 1 年0.020%約 1,594 円
ネット銀行 (例: SBI 新生・ソニー・auじぶん)1 年定期0.30%約 23,906 円
個人向け国債 (変動 10 年, 参考)約 0.66% (2026 年 5 月時点推定)約 52,594 円

ネット銀行の 0.30% は『預金保険 1 機関 1000 万円 + 利息』の保護枠内なら、リスクとしてはメガバンクと同等だ。本人確認・口座開設はオンラインで 30 分前後。手取り 23,800 円差を 30 分で得られるなら、引っ越しコストは十分に低い。

ただし注意点もある。1 機関ごとの保護枠は元本 1000 万円 + その利息。1000 万円ぴったりを定期に入れて利息が 23,906 円ついた瞬間、保護枠は元本部分の 1000 万円だけになる。複数銀行に分散するか、保護枠ぎりぎりの設計を意識的に避けるのが慣習だ。

韓国・米国・日本の同サイズ預金を並べると

似たような規模の資金を 1 年定期に預けたとき、3 市場で表示金利・税率・実効金利のすべてが違う。

市場元本表示金利税率税引後利息実効金利
🇰🇷 韓国 (1 年定期)1 億ウォン4.0%15.4%約 3,384,000 ウォン3.38%
🇺🇸 米国 (HYSA 1 年保有)$100,0005.0% APYfederal 24% + state 0% (TX)約 $3,8003.80%
🇯🇵 日本 (ネット定期 1 年)1000 万円0.30%20.315%約 23,906 円0.24%

絶対額の落差は明白だ。韓国の 1 億ウォン(約 1100 万円)定期 4.0% は税引後でも 約 338 万ウォン(約 37 万円)、米国 $100,000 HYSA 5% は 税引後でも約 50 万円相当。日本のネット定期 1000 万円 0.30% は 税引後 約 2.4 万円。同じ金額相当を 1 年置いても、韓国・米国はその 15–20 倍の利息が手元に残る。為替リスクを取らない円建ての安心と引き換えに、日本の預金は『資産を増やす』機能をほぼ捨てている — というのが現状の地形だ。

預金以外の選択肢を 3 つだけ並べると

預金一辺倒では『資産を増やす』機能が成り立たない以上、ネット定期と並べて検討する候補が少なくとも 3 つある。

  1. 個人向け国債(変動 10 年) — 2026 年 5 月時点 約 0.66% 前後の表示金利、税率は預金と同じ 20.315%、最低 0.05% 保証。中途換金は直前 2 回分の利子相当額を差し引かれるので、本当に 1 年で使う予定の資金には向かない。3–10 年スパンで使わない『余剰資金』なら、ネット定期より自然に勝てる。
  2. 新 NISA × 短期債 ETF / MMF — 預金そのものは新 NISA 対象外だが、短期債 ETF や MRF など『預金に近いボラティリティ』の商品は新 NISA で持てる。流動性は預金より低いが、税負担ゼロを取れる。
  3. iDeCo · 企業型 DC — 元本確保型の商品(定期預金型ファンド)を選べば実質的に税優遇付きの定期預金になる。所得控除メリットが大きいため、本記事の単純比較とは枠が違う検討対象。

ネット定期 0.30% は『流動性最重視』の選択肢として、上の 3 つと組み合わせる前提で設計するのが 2026 年型の自然な距離感だ。

表示金利に騙されない 3 つのチェック

  1. 税引後実効金利を必ず確認 — ネット定期 0.30% → 税引後 0.239%。普通預金からの 300 倍を実額で測ると年 23,800 円。コーヒー一杯分の月差。
  2. 預金保険 1 機関 1000 万円 + 利息の枠を意識 — 1000 万円ぴったりは利息分が枠外。複数銀行 分散 か、ぎりぎりを避けて入金する。
  3. 預金以外の候補を必ず並べる — 個人向け国債・新 NISA × 短期債 ETF・iDeCo 元本確保型。1 年・短期・流動性最重視ならネット定期だが、3 年以上の余剰資金は別商品が高確率で勝つ。

interest ツール で同じ画面に普通・定期・積立を並べ、税引前/税引後トグルを切り替えると、表示金利が広告で、税引後が通帳の数字だという当たり前の事実が体感的にわかる。1000 万円という規模では、銀行を変える 30 分が年間 23,800 円の手取りに直結する。

よくある質問

20.315% という税率はどう計算されていますか?
所得税 15% + 復興特別所得税 0.315%(所得税の 2.1%)+ 道府県民税・市町村民税合計 5%、合計で 20.315% です。利子所得は金融機関で源泉徴収・分離課税されるので、確定申告は通常不要で、通帳には『税引後』の金額が直接入金されます。出典: 国税庁 — タックスアンサー No.1310『利息を受け取ったとき(利子所得)』。
新 NISA の枠で定期預金は対象になりますか?
対象外です。新 NISA(2024 年〜)の対象は上場株式・公募株式投資信託等で、預金商品は含まれません。預金で『非課税で増やす』選択肢は、現行制度では限定的です(マル優・マル特が高齢者・障害者向けに残っていますが、預入限度合計 350 万円・要件あり)。
ネット銀行の 0.30% はメガバンク 0.001% の何倍ですか?
300 倍です。ただし、絶対額で見ると 1000 万円・1 年・税引後で メガバンク 普通 0.001% は約 80 円、ネット銀行 定期 0.30% は約 23,906 円で、差は約 23,800 円。月額換算で約 2,000 円、缶コーヒー 30 本分の違いです。元本保証範囲 (預金保険 1 機関 1000 万円 + 利息) の前提を満たすなら、ネット銀行を使わない理由はあまり残りません。
個人向け国債(変動 10 年)と比較するとどちらが有利ですか?
2026 年 5 月時点の個人向け国債(変動 10 年)は基準金利の 0.66 倍、最低 0.05% 保証、税率は預金と同じ 20.315% 源泉分離。10 年金利が 1% 程度なら個人向け国債の表示金利は 0.66% 前後、ネット定期 0.30% より高い水準になります。中途換金時の利子調整(直前 2 回分の利子相当額)があるので、本当に 1 年で必要な資金には向きません。
海外の定期預金と比較するとどう違いますか?
韓国の 1 年定期は 4% 前後・利子所得税 15.4%、米国 HYSA は 5% APY 前後・連邦+州合算で 24–37% 課税、日本のネット銀行 定期は 0.30% 前後・20.315% 課税。表示金利の絶対水準で日本は依然として 1/10 〜 1/15 ですが、為替変動を考えなければ円建てで一番予測しやすいのも日本です。三市場を 1 画面で比較するには interest ツールの各市場ページで同じシナリオを入力してください。
源泉分離課税と総合課税はどう違いますか?
預金利子は源泉分離課税(他の所得と切り離して定率課税)です。一方、株式の譲渡益や配当は申告分離 or 総合課税の選択ができ、医療費控除等を絡める場合は総合課税が有利になることがあります。利子所得は選択の余地なく一律 20.315% で完結します。

Sources

PiFl Labs コンテンツチームが公開された出典に基づいて作成し、公開前に社内で検証しています。

最終確認:

本記事は一般的な情報提供であり、個別の投資・融資・税務に関する助言ではありません。実際の金利・限度・税金・制度は時期や個人の状況により異なるため、申込前に金融機関や税務の専門家にご確認ください。

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