韓国語を始めると、まず単語帳を開きます。けれども数百語のリストを1番から丸暗記する人は、ほとんど最後までたどり着けません。何を先に覚えるかを決めることが、全部を知ることより大切です。この記事は、韓国語の基礎で最初に手をつけるべき単語を品詞ごとに選んで整理します。
韓国語の基礎単語は何個あるのか
TOPIK(韓国語能力試験)には、主催側が公開する公式の単語リストがありません。だから「初級は数百語」という言い方も正確には目安です。TOPIKには段階があり、初級はTOPIK Iにあたります。教材や単語帳が共通して扱う語彙を集めると、一定の範囲に収まります。
大切なのは数より分布です。語彙の多くは名詞で、毎日使う動詞は思ったより少数です。だから高頻度の動詞を100語ほど先に固めれば、残りの名詞は例文を読むうちに自然についてきます。
なぜキュレーション単語帳が丸暗記に勝つのか
単語帳を1番から順に丸暗記すると、二つの問題が起きます。一つ目は、辞書順に並んだリストは頻度と無関係だということです。あまり使わない単語と毎日使う単語が混ざっていて、最初の集中力を見当違いの場所で使ってしまいます。二つ目は、終わりが見えないと途中でやめてしまうことです。
キュレーション単語帳は逆に進みます。会話や試験によく出る中心語を前に置き、終わりが見える分量で区切ります。下の表は、その出発点になる韓国語の基本動詞です。
| 単語 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| 먹다 | 食べる | 밥을 먹다.(ご飯を食べる。) |
| 마시다 | 飲む | 물을 마시다.(水を飲む。) |
| 가다 | 行く | 학교에 가다.(学校に行く。) |
| 도착하다 | 到着する | 공항에 도착하다.(空港に到着する。) |
| 준비하다 | 準備する | 시험을 준비하다.(試験を準備する。) |
| 설명하다 | 説明する | 방법을 설명하다.(方法を説明する。) |
この六つが口に馴染むだけで、「ご飯を食べる」「学校に行く」「試験を準備する」のような日常文がすぐ出てきます。韓国語の基礎単語リストを覚えるとは、こうして使い道のはっきりした単語から埋めていく作業です。
ありがちな失敗は、形の似た単語を同じ日にまとめて覚えることです。먹다(食べる)と마시다(飲む)を一度に詰め込むと、文字は覚えても会話でとっさに取り違えがちです。一つを例文の中で固めてから次へ進むほうが安全で、밥을 먹다を何度か口に出して먹다を「食べる」と定着させてから、물을 마시다に移ると混ざりません。動詞は単独でなく、目的語ごと一文で覚えるのが結局いちばんの近道です。
動詞が先、名詞は漢字語を手がかりに
韓国語で動詞を先に勧める理由は単純です。動詞一つが文の骨組みを立てるからです。먹다 一つあれば、何を食べるかを変えるだけで何十もの文が作れます。
動詞で骨組みを立てたら、名詞で肉づけします。ここで日本語話者は大きな強みを持ちます。韓国語には漢字に由来する漢字語が多く、発音と意味が日本語に近いものが目立つからです。
| 単語 | 意味 | 漢字語 |
|---|---|---|
| 내용 | 内容 | 内容 |
| 경우 | 場合 | 場合 |
내용は「内容」、경우は「場合」にあたります。こうした漢字語の名詞は、意味を新しく覚えるというより読みを覚えるだけで済みます。同じ基礎語でも、漢字語は読み中心で素早く、먹다のような固有語の動詞は例文と一緒に、と分けると効率が上がります。
漢字語の名詞は「하다」で動詞に変わる
日本語話者にとって心強いのは、漢字語の名詞の多くが하다を付けるだけで動詞になることです。日本語で「準備」に「する」を付けて「準備する」にするのと同じ感覚で、韓国語では준비に하다を足して준비하다になります。설명(説明)も설명하다(説明する)、도착(到着)も도착하다(到着する)と、名詞と動詞がひとつながりです。
つまり漢字語の名詞を一つ覚えると、ほぼタダで動詞も手に入るわけです。내용(内容)・경우(場合)のような名詞で土台を作り、준비하다・설명하다のような하다動詞で文の動きを足すと、覚える数のわりに作れる文が一気に増えます。カードでも、名詞だけでなく시험을 준비하다・방법을 설명하다のように目的語ごと一文で押さえておくと、そのまま会話に持ち出せます。
ここで一つ注意があります。発音が似ていても意味がずれる漢字語が時々あるので、似ているからと意味まで決めつけず、新出の漢字語は例文一行で実際の使い方を確かめてから進むほうが安全です。
カード1枚が実際にどう見えるか
PiPi Words のウェブ体験では、上のリストが実際のフラッシュカードとして開きます。カードの表に먹다という単語が出て、裏返すと「食べる」という意味と밥을 먹다という例文が見えます。文字・意味・文脈が1枚にまとまります。
そこに4択クイズが加わります。먹다の意味を自分で選んでみると、見覚えがあるだけの単語か、本当に身についた単語かが分かれます。カードをめくるとき、難しい・普通・簡単で自分の理解度を評価して次のカードへ進む、一直線の流れです。この評価がそのまま復習の優先順位になり、難しい単語をもう一度引き出して次回の復習につなげるのは PiPi Words アプリの役割です。
ウェブ体験は単語帳ごとに12個の単語を試す構成で、すべてブラウザ内で動きます。何を覚えるかをこの記事のリストで決めたら、その単語がカードとしてどう回るかをすぐ確かめられます。
リストを決めたら、次は覚え方
何を覚えるかを決めることと、それを長く記憶することは別の問題です。リストを選んだので、次は忘れる直前にもう一度見る復習が必要です。覚え方そのものは、忘却曲線から復習の間隔まで間隔反復でTOPIK単語を記憶するで詳しく扱っています。
役割分担は明快です。この記事で何を(中心の動詞 → 漢字語の名詞)を決め、間隔反復の記事でどう(忘れる直前の復習+思い出す練習)を決めると、二つの軸がかみ合います。
お試しから本格的な学習へ
PiPi Words アプリは、このリストを自動化された単語帳に広げます。評価に応じて単語ごとの次回復習日を計算するSM-2の間隔反復を用い、TOPIKの単語1000語以上や航海マップ、連続学習の記録で毎日の復習がつながるようにします。
まずはPiPi Words 無料のウェブ体験で、基本動詞のカードが自分に合うか確かめてみてください。インストールも会員登録もなくブラウザですぐ始められ、学習スタイルに合えばiOS・Androidのアプリへ自然に進めます。