訂正 — 2026年10月14日:
~~打ち消し~~の変換結果は<del>打ち消し</del>です。以前の本文にあるoldは誤記でした。実際の画面ではない「ブラウザ内で安全に変換」「1秒」の図を含むカード一式も、この記事から取り下げました。変換時間や公開先の安全性を保証するものではありません。
入力では2行なのに、表示ではつながった。空行を足すと、今度は間が空きすぎる。 まず、同じ段落の折り返し・別の段落・強制改行を分けて確認します。3つの改行例は同じ日本語の2文を使うので、変えた記号とHTMLを見比べられます。実際の機密文書を貼る必要はありません。
コピー先の見た目は、このツールのプレビューと同じとは限りません。以下では改行の実例に加え、画像・リンク・生HTMLがコピーには残る点も確認します。
Markdown はどう HTML になるのか
基本文法は # が見出し、* が強調になるのは慣れています。やっかいなのは表や打ち消し線のような拡張文法です。
PiPi Worlds の Markdown 変換ツールは GitHub 風 Markdown(GFM)に従います。表を入れると <table>・<thead>・<td> に展開され、~~打ち消し~~ は <del>打ち消し</del> になります。自動リンクにも対応します。ただし GFM の構文対応と GitHub と同じ見た目は別です。コピー先の CSS・許可タグ・メールの表示環境で結果は変わります。
画像が見えなくても、コピーから消えたわけではありません
Markdown 変換ツールには「プレビュー」と「HTML ソース」があります。プレビューは書式確認用で、完成ページの再現や安全性の検査ではありません。次の公開用のテスト文字だけで違いを確かめられます。
[説明](https://example.com/)

<div>生 HTML の例</div>
この入力のコピー用 HTML は次のとおりです。非表示になる生 HTML もソースには残ります。
<p><a href="https://example.com/">説明</a></p>
<p><img src="https://example.com/flower.png" alt="花"></p>
<div>生 HTML の例</div>
- 上の例を入力欄に貼り、「プレビュー」を選びます。リンクは移動しない「説明」、画像は代替テキストの「花」になります。最後の生 HTML ブロックは表示しません。
- 「HTML ソース」に切り替えます。リンクの
href、画像のsrc、<div>生 HTML の例</div>が残っていることを確認します。 - コピーが必要ならこのソース表示でコピーします。プレビューに画像がなくても、コピー先で HTML として表示すると画像 URL が読み込まれる可能性があります。 この例の URL は説明用で、実際の画像を取得する試験ではありません。
これは同じ HTML の見た目だけを切り替える仕組みではありません。書式プレビュー専用の変換で生 HTML を除外し、リンクと画像を文字にした後、DOMPurify の許可リストで処理します。処理できない場合は生 HTML を代わりに表示しません。一方、コピー用の変換結果にはこの処理を適用しません。Marked の公式説明も出力 HTML を自動で無害化しないことを明記しています。
公開前に確認する三つのこと
「自分で書いたから、そのまま公開してよい」とは限りません。引用した断片や画像・リンクの URL、公開先のルールも確認します。
- 表示か文字列か:コード例として見せるなら、公開先のコードブロックなどを使い、HTML として実行・解釈させないようにします。
- 許可する内容:HTML として表示するなら、公開先で許可するタグ・属性・URL に沿って無害化します。他人の入力を扱うサービスは、このツールのプレビューを安全性判定の代わりにしないでください。
- 処理後の変化:無害化後に別の処理が HTML を書き換えると、その処理も確認が必要です。DOMPurify の公式 READMEは、処理後の変更が無害化の効果を損なう場合があると注意しています。
CMS やメールへの貼り付けでは、まず非公開の下書きで表・改行・リンク先・画像の取得先を確認します。ここでの例は変換の違いを確かめるもので、公開先のセキュリティ監査ではありません。
3つの改行例
使う文章は「集合は10時です。」「入口で会いましょう。」の2文です。架空の案内文で、日時や個人情報を入力する例ではありません。各例を一つずつ日本語の変換ツールに入れ、「HTML ソース」と「プレビュー」を切り替えます。コード枠の外側にある説明や、囲みのバッククォートは入力しません。
A:通常
2文の間でエンターを一度押します。行末に空白や記号は付けません。
集合は10時です。
入口で会いましょう。
コピー用HTMLは次の一つの段落です。ソース内には改行が残りますが、<br>はありません。
<p>集合は10時です。
入口で会いましょう。</p>
このツールはbreaks: falseのため、普通の改行一つを<br>へ変えません。表示が何行になるかは画面幅や表示側のCSSにも左右されます。2行に見えたことだけでは、強制改行が入った証拠になりません。
B:段落
2文の間に空の行を一つ入れます。
集合は10時です。
入口で会いましょう。
<p>集合は10時です。</p>
<p>入口で会いましょう。</p>
今度は<p>が二つです。話題を分ける段落になり、同じ段落の途中で改行するA・Cとは構造が違います。段落の間隔は公開先のCSSで変わるため、このプレビューと同じ余白になる保証はありません。
C:強制
同じ段落の中で強制改行したいときの例です。1文目の直後に半角バックスラッシュ \ を一つ置き、その直後で改行します。下の1行目の最後にある記号も入力に含めてください。
集合は10時です。\
入口で会いましょう。
<p>集合は10時です。<br>入口で会いましょう。</p>
段落は一つのままで、途中に<br>が入ります。入力のバックスラッシュ自体を本文に表示する例ではありません。行末の半角スペース2つでも強制改行にできますが、この例は見えない空白のコピー漏れを避けるため、記号が見える方法を使いました。行末の記号の後に空白を追加する手順ではありません。
選び直す目安: 同じ話を続けるならA、段落を分けたいならB、同じ段落で改行位置を明示したいならCです。CommonMarkの改行仕様とMarkedの設定にも、通常の改行と強制改行の違いが説明されています。他のMarkdownサービスが同じ設定とは限りません。
コピー先で意図と違うときは、まずソースの<p>の数と<br>の有無を比べます。意図したタグがあっても表示が違うなら、貼り付け先がタグを残すか、CSSやメール環境でどう表示するかを非公開の下書きで確認してください。この比較は変換結果の確認であり、公開先の見た目や安全性の保証ではありません。
確認範囲 — 2026年10月16日: 上の3例を現在の変換関数と日本語の公開ツールで照合しました。以前の図の訂正や無害化経路の確認日、外部出典の確認日はそれぞれ保持しています。メールの送受信や外部CMSへの公開を試した結果ではありません。
その Markdown、どこで変換していますか
最後は変換する場所の話です。下書き、議事録、非公開の仕様を HTML に変えるとき、そのテキストがどこかへ送信されるツールなら、公開前の内容が外部サーバーを経由します。
PiPi Worlds の Markdown 変換ツールは、この変換機能の入力をブラウザー内で処理し、変換のために当サイトのサーバーへ送信しません。ただし、ブラウザー拡張機能やコピーした HTML の貼り付け先の処理までは管理できません。実際の認証情報や機密文書を試験入力に使わず、ライブプレビューと生のコピー用ソースの違いを確かめてください。HTML の中に base64 データが見えれば Base64 ツールへ、JSON の断片が混ざっていれば JSON フォーマッターへ続けて確認できます。